9月7日の通知に、株式会社ビジョン(9416)の行が3つ並んだ。提出者はどれも同じ、株式会社OCEAN。
-
その他 6.32%(▲+1.09)
-
純投資 5.28%(▼-1.04)
-
純投資 5.24%(新規)
同じ人が、同じ銘柄について、同じ日に出した3通だ。それなのに、ラベルが2種類に割れている。
Martifyは保有目的欄に書かれた言葉から、この7種類のラベルを付けている。だから割れたということは、3通の書きぶりが違うということになる。開いてみた。
違っていたのは、文の終わり方だった
3通の保有目的欄は、こう書かれていた。
その他になった1通(変更報告書No.1)
投資収益の獲得を主たる目的として発行者の株式を保有するものである。
純投資になった2通(変更報告書No.2、大量保有報告書)
投資収益の獲得を目的として発行者の株式を保有する純投資
並べてみると、言っている中身はほとんど変わらない。どちらも投資収益の獲得が目的だと書いてある。違うのは、文の終わり方だ。
一方は「純投資」という語で終わり、もう一方は「ものである」で終わっている。
Martifyは、この語を見ている。「純投資」と書いてあれば純投資、書いてなければ他の分類に当たるかを順に見て、どれにも当たらなければその他になる。意味を読んでいるわけではない。だから「投資収益の獲得を目的として」とだけ書かれていても、そこは拾えない。
同じことを言っているつもりでも、書き方が変われば別のラベルになる。3通が割れたのは、それだけの理由だった。
もうひとつ、書いておかなければならないことがある
この3通は、法人と個人1名の連名で出されている。保有目的欄は、提出者ごとに1つずつある。
その他になった1通は、法人の欄には「純投資」という語がなく、個人の欄にはあった。
Martifyが読んでいるのは、1人目の欄だけだ。この3通では1人目が法人なので、法人の書きぶりだけでラベルが決まっている。個人の欄に何が書かれていても、表示には出てこない。
つまり、こういうことになる。
-
通知に出ている保有割合は、連名2名を合わせた数字
-
通知に出ているラベルは、1人目の欄だけを見た結果
6.32%という数字は2人分で、その横にあるラベルは1人分の文面から付いている。1行のなかで、数字と言葉が別の人を指している。
これは設計としてそうなっている。連名の全員分を読んで総合的に判断する作りにはなっていない。だから連名で書きぶりが割れたとき、表示はその割れ方を写さない。
並び順は、届いた順でも、起きた順でもない
3通の表紙も開いてみた。
その他 6.32% 報告義務発生日:2025年7月15日 / 提出日:2026年9月7日
純投資 5.28% 報告義務発生日:2026年8月18日 / 提出日:2026年9月7日
純投資 5.24%(新規) 報告義務発生日:2025年7月1日 / 提出日:2026年9月7日
提出日は3通とも同じ日。報告義務発生日は、上から2025年7月、2026年8月、2025年7月と並ぶ。
いちばん下にある5.24%の通が、いちばん古い。3通のなかで最初に出るはずだった一通が、画面の最後に置かれている。件数が多い日は保有割合の高い順に並べているので、こうなる。
新規のバッジも、そのいちばん古い通に付いている。
次に同じ表示を見たとき
同じ提出者の行が何本か並んでいて、ラベルが割れていたら、それは書きぶりが割れているということかもしれない。中身が割れているとは限らない。
ラベルは報告書ごとに付く。提出者に付くのではない。同じ人が、次の報告書で少し違う書き方をすれば、次は違うラベルで届く。
連名なら、もう一段ある。数字は全員分、ラベルは1人目の分。気になったら原本を開いて、それぞれの欄を読んだほうが早い。